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【ニュージーランドの高校】「和」を取り戻した高校のお話

更新日:11月29日

これまで多くの学生の皆様をサポートしてまいりましたが、とても嬉しいのは、多くの高校生や保護者の皆様から、「ニュージーランドの高校の柔軟なサポートに励まされた」というご感想です! ニュージーランドは先住民族マオリとヨーロッパからの移民の二つからくる二文化主義の歴史から、「異なる文化を理解しよう」という社会的な励ましがとても大きい国だといえます。


さて具体的にはどのようなサポートがされてきたのか?

とある高校で、問題行動から、ある男子学生たちの停学が検討されていました。しかし「停学処分」にすることは、彼らを教育現場から排除し、さらに彼らの非行を助長することになるのではないか?


教員や学校関係者、家族はその事態を避けたいと思って考えた結果、校長先生は先住民族マオリの伝統的なコミュニケーション方法が、この教育現場でも効果的であることを信じ、この件においてそれを実践しました。それは「和解」に重点を置いたコミュニケーション方法でした。


この時に取られたマオリの伝統的な文化から応用した対応は、 — 地域社会全体が参加する共同意思決定プロセスを通じて、合意に達することを重視する。

- 加害者を隔離して罰するのではなく、和解とすべての関係者が納得できる解決という結果を望むこと。

- 責任の所在を明らかにするのではなく、両者に非があったという暗黙の前提のもとで、より広い範囲での非の理由を検討する。

- 法律違反や処罰、処分をどのようにくだすか?を超えて、調和の回復に関心をもつこと。 非行少年たちには一時的な学校内停学の介入が計画され、完全に教育機関とは分断されない形で、彼らへのサポートが行われました。

少年たちは学校に完全復帰した後、少しずつ人間関係の構築はもちろん勉強にも励むことができ、高校在学中に大学のトップスポーツチームや文化チームにも所属し、無事に高校生の過程を修了することができたようです。そしてその後の学生生活においても、事件や問題行動を繰り返されることはなかったと報告されています。

このようにお互いを理解し合う先住民族マオリの文化の歴史、そして「和解」に重点を置いた関係性の構築システムが、ニュージーランドの教育現場ではとられるようになりました。


それが現在になっては留学生ケアや国外からきた移民の学生たちの理解とサポートに繋がり、柔軟性をもって受け入れることができる高校のサポートシステムを確立したようです。 「和」を大事にする、そして同時に自分自身の文化を大事にしていく教育システムは、日本からくる学生の皆さんにも大きな励ましになっているようです。周りとの協調性の中で、自分の個性を豊かにもてることは、とても魅力的ですね。