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執筆者の写真アオテア教育サービス

【NZ教員ストライキ】単にお金の問題ではありません。

昨日、3月16日木曜日、全国的に教員のストライキが行われました。「急に平日に学校が休みになっても、対応できる親はいない。」「土日に行え!子どもたちの教育の機会を奪うな。」といった様々な意見が交わされていますが、本日は“It simply isn’t about the money.(単にお金の問題ではありません。)”この言葉で始まった、タウランガでストライキを行っている教師たちを特集した記事に注目し、全国的に何万人もの教育者がより良い賃金、より多くの人員配置、より多くの学校資金を求めて仕事を辞めている状況に、立ち上がろうとしている様子をお届けしようと思います。

タウランガの小学校教師であるマリーさんは、単に賃金や雇用の条件のためではなく、「子どもたちのために」ストライキへの参加を決めたとのことでした。このストライキは自分の労働条件の改善だけを求めたわけではないとのことです。 「私たちの学校にはさまざまな子どもたちがいますが、必要なサポートが得られていません」と、40 年以上の教師を務める経験からの声です。 これには、柔軟な支援が必要になってくる子どもたちや、精神のサポート、社会的、または身体的な支援の必要を持つ子どもたちが含まれていると訴えています。だからこそ、このストライキは、単に、教員職の労働のために立ち上がっただけでなく「それは単にお金の問題ではなく」、子どもたちへの支援のために立ち上がっているとの声でした。 またストライキの列の中には「私の先生にお給料を!(彼女は貰うべき素晴らしい先生です!)」という紙をもった小学生の姿も。

労働党は、最低賃金を 6 年間で 44% 引き上げることで、最低賃金で働く環境に居る方々を重視しているかを示してきました。しかし教員のお給与や待遇は据え置き。この点に関して、全国の教員や生徒・学生が 一致団結している姿がニュース番組を独占していました。 子どもたちへの支援や教育のために立ち上がろうとする先生方が、そのお仕事を熱意をもって続けていくことができるようにと願わずにはいられません。 参考: Teachers strike 2023: Tauranga parents back ‘hardworking’ school staff despite disruption Teacher strikes: Teachers gather in Tauranga calling for better pay, higher staffing numbers and more school funding

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