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  • 執筆者の写真アオテア教育サービス

ニュージーランドの働き方:ワイン

メリークリスマス! ニュージーランドは今週で仕事納めする人も多く、本格的にお休みモードに入りました。会社の方々とのパーティーがある……そんな人も多いのではないでしょうか?そんなニュージーランドのお祝いシーズンに欠かせないのは、そう、ワインです!

ニュージーランドはワイン大国。本日は、ニュージーランドのワイン業界の取り組みに関する記事から、日本でも聞く機会が増えてきた「サスティナビリティ」についてニュージーランドの働き方をご紹介。 「持続可能性」というこの言葉、将来にわたって現在の社会の機能を継続していくことができるシステムやプロセスのことを指しています。持続可能できる働き方を模索する方々が増え、この言葉を聞く機会が増えてきたのではないでしょうか。

Sustainable Winegrowing NZ™:持続可能なワイン生産計画 (SWNZ) ニュージーランドのワイン生産者が主導する業界全体の認証プログラム Sustainable Winegrowing NZ™は、1995年に国際的なワイン業界で最初に設立されたプログラムの1つでで、世界をリードする持続可能性のプログラムとして広く認められています。 それはニュージーランドワインの生産者や必要な環境や人々を守るために、何が大切なのか。何が重要なのか。気候、水、廃棄物、環境保護、土壌、そして人。これらに着目して働き方も含めて、業界を守るための取り組みになっており、例えば、2050 年までに埋め立て廃棄物をゼロにし、土壌の健康を保護および向上させることに注力していることや、従業員にとって選ばれる業界として業界をリードし続けることを目標に掲げています。

ワイン業界は、ぶどうのお世話から剪定、選び方など、それは匠(たくみ)の仕事。若い方々に選ばれて、受け継がれていく伝統ある業界になることも目標です。キツイ仕事ばかりでは、なかなか人が集まらないかもしれないですね。しかし、ニュージーランドのワイン業界で働く人々の約8割が、この業界で働き続けたいと考えているそうです。 NZW Our People Survey, Diversity Works, 2019によると、従業員の 57% は、業界で 10 年以上働いているとのこと。半分以上!すごいですね。 労働力開発計画としては、30歳以下のブドウ栽培者が業界で名を馳せ始める絶好の機会となるCorteva New Zealand Young Viticulturist of the Year大会などがあり、ワインセラーであろうとワインメーカーであろうと、あらゆる若者が成長し、キャリアを積む機会を設けています。Women in Wine NZ大会は 2017 年に設立されたプログラムであり、女性がその可能性を最大限に発揮し、リーダーシップの役割にステップアップし、業界内の企業が多様性と包括的文化を評価することを奨励しています。ニュージーランドはリラックスしながら働くことができる社会で、福祉も整っており、とても政府の支援が手厚いのも感じます。このように国を代表する業界が率先して「持続可能性」を打ち出しているのも、心強いですね。 クリスマスは救い主イエス・キリストの誕生をお祝いするイベントです。「疲れたなら私のところに来なさい。その疲れをとってあげよう」と言われたとされるイエス・キリスト。このクリスマスは感謝をもって自分の仕事の反省や成果を思いながら、ゆっくりとニュージーランドワインと一緒に、「持続可能」な働き方を改めて思い巡らせてみませんか。

参考ウェブサイト https://www.nzwine.com/en/sustainability/swnz/

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